Date: 20 Nov. (Thu.)
Place: West Wing, 6th floor, Colloquium Room and on the Web (zoom)
Time: 15:50-19:00
- Speaker 1: Kei Saito (Nihon University)
- Time:15:50-17:50
- Title: 量子ウォークの可換化
- Abstract:なし
- Speaker 2: Kenta Higuchi (Gifu University)
- Time:18:00-19:00
- Title: 量子ウォークにおける共鳴トンネル効果の漸近解析Abstract:
量子的粒子がポテンシャル障壁をトンネル効果によって透過する確率はプランク定数に関して指数関数的に小さい.一方で対称な二重障壁の場合には,量子共鳴に近いエネルギー準位において透過確率が1に近づく現象が知られている.これは共鳴トンネル効果とよばれ,現在では半導体を用いて広く応用されている.
近年,一次元離散時間量子ウォークにおいても二重障壁モデルが研究され,二つの障壁がある対称性を持つときに共鳴トンネル効果が起こることが報告された.発表者は有向グラフ上の量子ウォークにおいて,二重障壁に限らない有限階の摂動を考え,量子共鳴と共鳴トンネル効果の関係を明らかにした.本講演では主に一次元離散時間量子ウォークの場合について述べる.
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