セミナー

2019年6月3日(月)立命館大学幾何学セミナー

2019.05.19 Sun up
日時:6月3日(月) 10:40-12:10
会場:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス ウェストウィング6階 談話会室
講演者:中村 伊南沙氏(金沢大学) 
タイトル:4次元空間内の分岐被覆曲面の単純化数の上からの評価について
アブストラクト:
4次元空間内に埋め込まれた標準的な曲面Fの分岐被覆の形をしている曲面を分岐被覆曲面と呼ぶ。分岐被覆曲面は、F上に描かれるある種の有限グラフ、チャートで表される。分岐被覆曲面のチャート表示があるとき、それにチャートループ付き1-ハンドルをいくつか付加する操作を行うと、1-ハンドル上のチャートループと、両端点が1価頂点(黒い頂点)である辺である「フリー・エッジ」以外のチャートを消去して、チャートを「単純な」形に変形することができる。このような、分岐被覆曲面の「単純化」を考えることができるが、単純化に必要な1-ハンドルの数の最小値として、不変量「単純化数」が定義される。この講演では単純化数の上からの評価について、講演者の結果を解説する。

奮ってのご参加をお待ちしております。

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