<<立命館大学幾何学セミナー>>
日時: 2019年6月20日(木) 10:40~12:10
タイトル: 光の分散関係の構造と物理現象
講演者: 澤田 桂 (理化学研究所 放射光科学研究センター)
アブストラクト:
光などの波動において、周波数と波数ベクトルとの関係式を分散関係と呼ぶ。分散関係は曲面で表され、その形状は、波動が伝わる媒質の構造や対称性によって異なる。例えば等方的な媒質では2次曲面になり、異方的な媒質では特異点をもつ4次曲面にもなりうる。本講演では、光の分散関係に着目し、その曲面の構造がもたらす様々な光学現象を考察する。日常でも目にする屈折などの基本的な現象の説明から始め、分散関係の曲面が特異点をもつ場合の光の振舞いとその理論的背景を解説する。具体例として、特異性を反映したトポロジカルな性質によるエッジ状態や、円錐状に光が伝わる円錐屈折などについて、実験結果も交えつつ述べる。
場所: 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)
ウェストウィング 6階 談話会室