2. 信用リスクを用いた金融派生商品
2.1. クレジット・デリバティブ
2.1.1. CDS
8.1. IntensityモデルとCDS価格
6.1.1. Intensity(強度)モデル
7.3. 構造モデルにおけるデフォルト相関
7. モデルとデフォルト相関
2.1.2. CDO

CDS プレミアムの算出式(1) と合わせて考えると、

となる。これより、intensityをCDS 価格などのマーケット情報に会うようにキャリブレーションを行い推定することになる。intensity に影響を与える要因としては、格付け、財務状態、株価、社債、金利、景気など様々な要因が考えられる。について上記のことを考慮してパラメータ推定を行う場合、Affine Intensity モデルやCIR モデルといった確率モデルが良く使われている。intensity(強度) モデルは、市場価格に合わせてキャリブレーションがすばやくできるため実務で使用されることがある。しかし、多くのパラメータをキャリブレーションなどによって推定することに問題がないとは言えず、このモデルによるデフォルト確率のシミュレーションが本当に適正かどうかということについては、疑問が残る。

1. 信用リスクとは
サイト管理者へのメール | 免責事項 | 2010年4月9日更新
大阪大学 金融・保険教育研究センター(CSFI) 
Copyright © 2010 JST/CREST コハツ・チーム
本文へジャンプ
2.1.3. SCDO
8. キャリブレーション
6.2.1. 1ファクター・ガウシアン・モデル
8.2.ガウシアン・コピュラ・モデルとCDS価格
3. デフォルト相関
キャリブレーション(calibration) とは、理論モデルによって計算された価格を対応する現実の市場データと比較して、マーケットに整合的なパラメータを推定する方法である。
6.2.2. 1ファクター・ダブルコピュラ・モデル
Intensity(強度) モデルと同様に、については、intensityをマーケットなどの情報に合うようにキャリブレーションを行い推定することとなる。
4. CDSに関する数学的な問題
6.3. Structural(構造)モデル
5. CDSの価格付け
6.3.1. マートン・モデル
8.3. Black-CoxモデルとCDS価格
6. モデリング(既存モデルの紹介)
7.1. Intensityモデルにおけるデフォルト相関
6.3.2. ブラック‐コックス・モデル
6.1. Reduced-form(誘導)モデル
シミュレーション・サブグループの研究背景

6.2. 1ファクター・コピュラ・モデル

7.2. ガウシアン・コピュラ・モデルにおけるデフォルト相関
6.3.3. 構造モデルの数値計算









CREST|複雑な金融商品の数学的構造と無限次元解析